英検準1級のリスニングで先読みはすべきか?

先読みとは?

先読み というのは選択肢を事前確認することでリスニング問題の回答がしやすくなります。

先読みとは英検準1級 リスニング問題の4つの選択肢を放送が流れる前に確認することです。

先読み には、放送される文章の内容の予想がつきやすく、 正解の選択肢を選択しやすい という2つのメリットがあります。

反面、 4つの選択肢のうち3つが嘘の情報であるために、選択肢に惑わされるという デメリットもあります。

個人的には、先読み は おすすめです。

むしろ、選択肢を先読みしなければ 、英検準1級 リスニング問題の回答ができないのではないかと感じています。

以前、英検1級に合格後に、英検準1級の scbt 試験を受験しました。

その時に リスニング問題で 先読みの仕方がよくわからないために、リスニングの点数が低かった経験があります。

4つの先読みの方法

先読み には、先読みをしないという選択肢も含めて、以下の4つの方法があります。

(1) 先読みをしない

先読みをせずに回答できる方は先読みは不要です。

(2) 説明・注意事項の間

英検準1級では実際問題文以外に、Part1では30秒間、Part2では30秒間、Part3では44秒間、説明・注意事項が放送されます。

その時間に選択肢を先読みすることができます。

1分50秒 リスニング問題に関する注意事項
0分30秒 Part1の説明・注意事項
Part1の問題
0分30秒 Part2の説明・注意事項
Part2の問題
0分44秒 Part3の説明・注意事項
Part3の問題

 (3) リーディングの時間

従来型の英検準1級(会場試験)では、前半の筆記試験(リーディングとライティング)が終了してから、リスニングテストが始まります。

筆記試験(リーディングとライティング)の間も、リスニングの選択肢を先読みすることが可能であり、現状の英検のシステムでは違反行為ではありません。

そのため、筆記試験(リーディングとライティング)の間に時間を作り、リスニングの選択肢の先読みをするのが、最も現実的な先読みの方法です。

筆記試験(リーディングとライティング)、説明・注意事項の間を上手に活用するのが、英検準1級リスニングの選択肢の先読みで必須です。

 (4)リスニング放送中

リスニング問題の放送中の選択肢を先読みはかなり難易度が高いです。

放送分の聞き取り、選択肢の先読み、両方が不完全になる可能性があります。

ただし、Part3は10秒間、SituationとQuestionを読む時間が与えられるので、事前の先読みは不要で、問題文が流れているときに先読みをすることが可能です。

どこまで先読みをするか

先読みをする場合は、各Partの内容やタイムラインを理解して、どのPartをどの程度まで選択肢を読むかを事前にか想定しておくと便利です。

具体的には、選択肢を完全に読む、キーワードをチェックするという、2通りの方法があります。

おすすめは、キーワードや共通の語句などをチェックする先読みです。

Part3については、問題の中で先読みをする時間が10秒間、あるので、Part1とPart2の先読みの方針を考える必要があります。

リスニング問題の構成

英検準1級のリスニング問題の実際の問題の進行、内容などは以下の記事にまとめています。

各Partの流れ

Part1の流れ(英検準1級リスニング)
Part2の流れ(英検準1級リスニング)
Part3の流れ(英検準1級リスニング)

各Partの学習法

Part1、Part2、Part3の学習法(英検準1級リスニング)

先読み時間短縮のテクニック

Part1とPart2では、問題文を聞きながら並行して選択肢の先読みすることは難しいと思います。

そこで、先読みの時間短縮のテクニックを説明します。

この選択肢ではすべての選択肢に"He"が含まれています。問われる内容は男性のことです。

次に、男性に関するどんなことが問われるのかを、be動詞の場合は状態・性質、一般動詞の場合は行動などと予想しながら、選択肢のキーワードから予想します。

1はmove
2はparties
3はnot open
4はmessy

まとめ

英検準1級のリスニングでは、問題文を聞きながら先読みすることはPart3を除き、難しいので、効率性を考えて先読みをする。

例えば、同じ単語は先読みに飛ばすとか、キーワードの注目するなどのテクニックを使う。

しっかりと戦略を立てて先読みしたい方は、事前に先読みに必要な時間を計測して、筆記試験(リーディング・ライティング)を早く終わらせて、筆記試験(リーディング・ライティング)時間内に先読みをする。

実際の試験で、筆記試験(リーディング・ライティング)で先読みができなかった場合には、各Partの説明・注意事項も先読みの時間に充て、難易度から考えると、Part2の先読みが最重要と考える。

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