英検2級ライティングの問題形式

英検2級ライティングではあらかじめ書き方のパターンを覚えて試験を受けるとすると便利です。

英検2級ライティングの指示文

英検2級のライティングは毎回同じ日本語の指示文で出題されます。

注意すべき点は3点です。
(1)TOPICについて意見に理由を2つ書く
(2)POINTSを利用してもしなくても自由
(3)語数の目安は80語から100語

TOPIC

TOPICとは英検の問題文です。

TOPIC Some people say that Japan should use the Internet for people to vote in elections.
Do you agree with this opinion?

日本では選挙で投票するためにインターネットを使うべきだという人がいる。あなたはこの意見に賛成ですか?

はじめに具体的な事例が、それから、Do you agreeまたはDo you thinkで質問されます。

POINTS

英検2級のライティングでは、実際に文書を書く際のヒントとなるPOINTSが3つ問題文に書かれています。

英検2級ではこのPOINTSは使っても使わなくても、回答者が決めることができます。なお、英検準1級ではPOINTSを使うように指示があり、英検1級ではPOINTS自体の記載が問題文にありません。

POINTSを使うかどうかは自由ですが、回答時間を減らすために、使える方は使うべきだと僕は考えています。

例えば、この問題では、インターネット投票に賛成の場合は、Convenienceというメリットが一番先に頭に浮かぶと思います。

It is convenient for Japanese people if they can vote online. という感じで、一つ目の理由を作成することができます。

なお、TOPICでの質問は、Do you thinkまたはDo you agreeのどちらのパターンとなります。

文字数

英検2級のライティングでの文字数の目安は80語から100語となっています。

あくまでも文字数の目安ですが、78語だと2語足りないからいきなり減点とはならないとは思いますが、80語以上にまとめた方が良いと僕は感じています。

ライティングのパターン(ひな形)

英検2級のライティングは以下のパターンをあらかじめ覚えて、本試験で使えるようにすると時間の節約になります。

具体的には、Introduction(導入)、Main Body(本論)、Conclusion(結論)の構成となります。日本語の小論文とは書き方の構成が違いますので、注意が必要です。

Introduction(導入)

Introduction(導入)では、TOPICに対する自分の明らかにします。

I think/do not think that 問題文を写す. I have two reasons to support this opinion.

この問題文では、I think/do not think that Japan should use the Internet for people to vote in elections. という感じで書きます。

太字部分は問題文をそのまま移すだけで大丈夫です。

Do you agreeで聞かれている場合も、I think/do not think that と回答します。agreeを使っても良いのですが、模範解答でagreeで聞かれた場合もI think/do not think that と回答していることがありますので、問題はありません。

I think/do not think thatのthatはつけてもつかなくても、I have two reasons to support this opinion.もあってもなくても採点には影響がないと言われていますが、僕はつけるように生徒さんに言っています。

模範解答

模範解答ではこのように書かれています。

I think Japan should use the Internet for people to vote in elections.

Main Body(本論)

Main Body(本論)では、TOPICで明確にした自分の考えの理由を2つ、理由を支える具体例を交えて書きます。

Main Bodyひとつあたり、2文章で35語あたりが模範解答での語数なので、それを目標の語数とします。

First, 選挙にインターネットを使う賛成・反対の理由1. For, example, 選挙にインターネットを使う賛成・反対の具体例1.

Second, 選挙にインターネットを使う賛成・反対の理由2. For, instance, 選挙にインターネットを使う賛成・反対の具体例2.

模範解答

模範解答ではこのように書かれています。

First, people who find it difficult to go to voting places will be able to vote from almost anywhere. For example, Japanese people who are working or traveling in foreign countries can easily participate in elections.

Second, the results will be known more quickly. Now, it takes time to count all the votes, but by using the Internet, accurate results can be shown to the public immediately.

第一に、投票所に行くのが困難な人々が、ほとんどどこからでも投票できるようになる。例えば、外国で働いたり旅行したりしている日本人も、簡単に選挙に参加できる。

第二に、結果がより早くわかるようになる。現在、すべての票を数えるには時間がかかるが、インターネットを使えば、正確な結果をすぐに国民に示すことができる。

模範解答でも、「第一に、投票所に行くのが困難な人々が、ほとんどどこからでも投票できるようになる。」と言うインターネット投票に賛成する理由を挙げて、「例えば、外国で働いたり旅行したりしている日本人も、簡単に選挙に参加できる。」と言った具体例を挙げています。

Conclusion(結論)

Conclusion(結論)では、再度、自分の考えを明確にします。

Conclusion(結論)が不要であると書かれているライティングの参考書もありますが、確認したほぼ全ての模範解答にConclusion(結論)が書かれていますので、Conclusion(結論)は書いた方が良いと思います。

In conclusion, Introduction(導入)の写しで完成です。

In conclusion, I think Japan should use the Internet for people to vote in elections. となります。

余裕がある方は、以下の模範解答のように書き振りを直す方が得点が少し高くなると言われていますが、余裕がない方、時間がない場合は、「In conclusion, Introduction(導入)の写し」で合格点が取れると思います。

模範解答

模範解答ではこのように書かれています。

模範解答では、Introduction(導入)と書き振りを変えていますが、文章を変える余裕がない方は、Introduction(導入)と同じ文章でも大丈夫です。

Therefore, I think it would be good for Japan to use the Internet for people to vote in elections.

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