英検リニューアル

2024年度英検より、出題形式が変更されます。

変更時期

会場試験とS-CBT試験ではリニューアルの時期が違いますので、注意が必要です。

変更時期:会場試験では2024年第1回試験
    :S-CBT試験では2024年5月実施

目的

英検公式ホームページでは、今回のリニューアルの目的は、現行の学習指導要領と外国語教育で求められる以下の内容に合致するものとなっています。

(1)複数の技能(領域)を統合した言語活動の充実を図ること
(2)知識や技能の習得だけでなく、コミュニケーションを行う目的や場面、状況等に応じた言語の運用を考える中で思考 力、判断力、表現力等を育成するこ

(出典:出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/)

実際のところは、2023年現在の英検が、単語とライティングの点数がかなり高く、特に、ライティングで高得点を取ることがダイレクトに合格につながるという英検のバグを解消することが目的ではと感じています。

一次試験での変更点

英検準1級一次試験では、リーディングとライティングで変更点があります。

リーディングでの変更点

リーディングセクションでは、問題数が41問から31問に削減されます。

特に、単文の空所補充問題(語い問題)と長文の内容一致選択問題が削減されます。

単文の空所補充問題(語い問題)の変更点

単文の空所補充問題(語い問題)では、従来の、英単語(21問)・英熟語(4問)が、英単語(18問)・英熟語(4問)に変更されると理解しています。

英検の公式発表では、英検準1級では7問削除(単語問題)と書かれていますが、2級では3問削除(文法問題など)、準2級では5問削除(熟語・文法問題など)と英文法、英熟語と書いているにも関わらず、準1級では「英単語」と明確に書かれているからです。

なお、英検準1級では、英文法問題は出題されません。

長文の内容一致選択問題

長文の内容一致選択問題では 大問3の最初の問題(300語程度)がまるごと1題削除されます。(設問番号では設問34 35 36)

リニューアル前の英検準1級の長文の内容一致選択問題では、300語程度、400語程度、500語程度の長文が1題づつ出題されていました。

ライティング

従来のライティング問題に、以下のような英文要約問題が1題追加されます。

リスニング

リスニングでは今回のリューアルによる変更はありません。

リニューアル後の時間配分

時間配分(リニューアル前)

従来の英検準1級一次試験の筆記試験(リーディング・ライティング)90分間の標準的な時間配分はこのような感じでした。

  大問1の語い問題:15分
  大問2の空所補充:15分
  大問3の内容一致:35分
  ライティング :25分

時間配分(リニューアル後)

今回の変更では試験時間90分の変更はありません。

削除される問題で削減される時間は、大問2の空所補充で4分、大問3の内容一致で9分、合計で13分と算定できます。

削除された問題で浮いた13分については、新たに導入されるライティングの要約問題に充当させます。

算定の計算式
大問2の空所補充:15分→11分(15分✕18問/25問=10.8分)
大問3の内容一致:35分→26分(35分✕300語/(300語+400語+500語)=8.75分)

このスケジュールにはリスニング問題の先読み時間を含んでいません。

なお、先読みとは、リスニングの選択肢を放送文が流れる前に読むことを言い、英検準1級のリスニングでは、選択肢を読まずに解答することは難しいため、受験生の多くは、選択肢を予め先読みしています。

まとめ

英検準1級のリニューアル後の一次試験では、
・英単語(21問)・英熟語(4問)が、英単語(18問)・英熟語(4問)に変更
・ライティングの要約問題が1題追加
・リスニングは変更なし
・問題の削減により13分程度の時間の減少が予期できる
・13分間はライティングの要約問題に充当
・13分間で足りない場合には全体のスケジュールを再調整する必要あり

You Tubeで解説