英検準1級のライティング(意見論述)の問題形式
今回は、英検準1級のライティング(意見論述)の問題形式について詳しく解説します。
「英検2級と準1級のライティングって、何が違うんだろう?」と疑問に思っていませんか?
実は、単に単語数が増えるだけでなく、ポイントの使い方や英文の構成にも大きな違いがあります。
今回は、実際に英検準1級で出題された問題を使って、2級との違いを比較しながら詳しく見ていきましょう。
まずは、英検2級と準1級の形式的な違いを整理します。
1. 英検2級と準1級の「問題形式」の主な違い

- 問題文の指示:2級は日本語ですが、準1級は英語表記になります。
- 語数の目安:2級は85〜105語ですが、準1級は120〜150語となります。
- ポイントの数:2級は3つですが、準1級は4つ記載されています。
- 文章構成の指定:2級は特に指定がありませんが、準1級は構成が指定されています。
【要注意】ポイントの使い方と構成の指定
ここで特に注意していただきたいのが、「ポイントの使い方」のルールです。
- 英検2級:指示されたポイントを使っても使わなくても構いません。
- 英検準1級:4つのポイントから必ず2つ選んで使うように指示されています。
また、構成についても、準1級では「イントロダクション」「メインボディ」「コンクルージョン」という文章構成が明確に指定されます。
2. 実際の問題指示文(英語)を読み解く
実際の試験では、英語の指示文がどのように書かれているのかを確認してみましょう。
Write an essay on the given topic.
⇒ 与えられたトピックについて英作文を書きなさい。Use two of the points below to support your answer.
⇒ 下に示されたポイントから2個選んで自分の意見を裏付けなさい(※準1級は必須!)。Structure: introduction, main body, and conclusion
⇒ イントロダクション、メインボディ(First / Second)、コンクルージョン(結論)の構成で書きなさい。Suggested length: 120–150 words
⇒ 推奨される語数の目安(120〜150語)。
「語数をオーバーしてはいけないのか?」「足りないとダメ?」という質問をよく受けますが、英検協会が示す「推奨される(Suggested)」範囲内である120〜150語(個人的には125語以上)に必ず収めることをおすすめします。
3. トピックと「ポイント」の選び方・使い方のコツ
実際の出題例をもとに、考え方の手順を見ていきます。
【トピック例】
「都市部は以前よりも安全に暮らせる場所になったかと思いますか?」

この質問に対して、まず「賛成・反対」の立場を決め、自分の意見を支える理由を2つ考えます。その際、提示される4つのポイント(例:Community, Economy, Social Services, Technology)の中から2つを選択します。
⚠️ 注意:ポイント単語をそのまま置くだけではNG!
例えば「Technology」を選ぶ場合、「どのような技術が、なぜ都市部の安全性を高めたのか」という具体的な説明や例を必ずセットで書きましょう。これによって説得力のある英文に仕上がります。
4. エッセイの構成と「インデント(字下げ)」の重要性
英検協会の公式回答例を見ると、準1級のエッセイは次のような4つの段落構成になっています。
- イントロダクション:自分の意見を述べる
- メインボディ1:
First, ...で始めて1つ目の理由を説明 - メインボディ2:
Second, ...で始めて2つ目の理由を説明 - コンクルージョン:
In conclusion, ...等で意見をまとめる
インデント(字下げ)を入れよう
英検2級の回答例では段落の最初は右にずらされていませんが、準1級の公式回答例では、各段落の書き始め(4箇所)でインデント(字下げ)が使われています。

明確な減点基準は公表されていないものの、文章構造が指定されている準1級では、4つの段落に分けてそれぞれの書き始めを少し右にずらす形(インデント)で書くのが無難であり、おすすめです。
5. 解答時のその他の注意点
- 語数は必ず守る:語数が足りないからといって、
FirstをFirst of allに変えるなどの小手先の調整では内容の評価は変わりません。具体例を加えて内容を充実させつつ、指定範囲内に収めましょう。 - 解答欄の枠外は採点されない:問題文の最後に
Any writing outside the space will not be graded(指定された解答欄の範囲外に書いた文章は採点されない)というルールがあります。必ず指定された枠内に収めましょう。
まとめ
英検準1級のライティング(意見論述)のポイントをもう一度おさらいします。

- 4つのポイントから必ず2つ選択して理由を支える
- 語数の目安は 120〜150語
- 構成は イントロダクション・メインボディ・コンクルージョン の3部構成(4段落+インデント)で書く
形式をしっかりと把握して、英検準1級のライティングを高得点で突破しましょう!

